2013年7月1日月曜日

7-1 生き物いろいろ

イモリの住む川

 
水があるようには見えない
出雲には川が一つある。総延長はおそらく1㎞弱だと思う。キチベの川という名前なのだが、ホタルが生息している川でもある。上流には田や畑だけなので、水は当然のごとく綺麗だ。水深もないので川底の様子がよく見える。昼間だとホタルの幼虫も石の下だろうから姿はない。と思って川を眺めていると、一匹のイモリを発見した。「イモリもいるんだ~」と見ていたら、あちらこちらに黒いものが動いている。2~30m移動する間にあちらでもこちらでも動いている。真剣に探せば相当な数のイリがいるに違いない。子どもの頃は、イモリの赤い腹が厭で、大嫌いだったが、よく見てみると割と愛嬌があるように思えてくるから不思議だ。蛇は未だに大嫌いだが。
 
亀を食らう
 
 
昔のようにワイルトではない
 以前にウミガメを食べたという話題をしたことがある。小学生の頃、近くの浜では、たまに漁師がウミガメを突いてくることがあった。浜で解体してドラム缶の鍋に放り込み、皆で食べていた。近くに居合わせた子どもたちもご相伴になる。昔はそれほど珍しい光景ではなかった。だから、自分と同年代より年配は誰も食べた経験を持ち合わせていると思う。
 そのウミガメを、近くで食べているという情報を得たので、取材に行った。浜でばらしたものを持ち帰り、今日料理したものらしい。昔の記憶では、亀を食べると独特の匂いが体中に纏わりつくほど、亀特有のクサミというのがあった。今日のは臭わない。なぜだろうと疑問に思った。亀を煮る時、昔は水から炊き上げるので臭味が出た。それに引き替え、現代版は水の代わりに三升の酒で煮るのたそうだ。だから、近くに行っても臭わない訳だ。いっちゃんは勧められて亀の肉を少し食べた。感想は、なかなか美味しいというものだった。また、この歳になって亀を食べるとは思わなかったとも。

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