2012年2月11日土曜日

2/11 水門祭

水門(みなと)祭

この階段のずっと上
 大島の水門神社の例祭が今日行われた。串本の他の地域は、秋に祭りをするところが多い。そういう意味では面白い時期の祭だ。
 もともと大島は串本とは文化圏が違う。昔、大島はどういう訳だか東牟婁郡古座町だったらしいが、自分が子供の頃には串本町に移っていた。今は橋が出来て陸続きとなったが、少し前までは文字通り島だったから、目の前にありながら異境の感があった。

レース前の櫂伝馬船

 数年前に、町村合併で西牟婁郡串本町と東牟婁郡古座町が合併し、両者痛み分けのような東牟婁郡串本町となっている。大島からしてみれば元にもどったみたい。
もう大分いってますよ
 子どもの頃に見に来たことがなかったから、生まれて初めてとなる。水門神社は山の中腹、急な階段の上にある。急な上に、階段が歪んでいるので歩きにくい。先日親しくなったお巡りさんのところに行って話をしていたら、今日は忙しいんだ、と言う。毎年、神社で酒を飲み、必ず転げ落ちる人がいるんだとか。あの階段を見れば「なるほど」と納得する。午前中に行ったので、まだ境内で神主と氏子たちとのセレモニーだった。その後、獅子舞、餅まき、櫂伝馬(かいでんま)と行事がもりだくさんらしい。用事があって見られなくて残念。櫂伝馬とは、長崎のペーロンみたいなレース。
 櫂伝馬は二隻の船の競争が最大のハイライトらしい。この船の横で、神様を乗せて走る船の上で、お神酒を飲んでいい調子になっているオッサンがいた。祭らしくていいね。


太公望

 祭がまだ佳境にならないので、ぶらぶらと港を散策した。今日は天気がよく、釣りには絶好のコンディションだった。堤防の方を見ると、太公望がずらりと糸を垂らしていた。でも、見ている間には、どの竿にもアタリはなかった。釣りも楽しいけれど、やっぱり釣れないとね。ここからだと、違った角度で串本大橋が遠くに見える。


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