2014年10月10日金曜日

10*10 宵宮

早朝から


 宵宮の朝は幟旗を建てるところから始まる。各区の区長と氏子総代、総勢12名と有志数名が午前6時前には集合していた。台風が近づいているので、昨夜は緊急の集まりを持った。幟についても、議論された。本来、幟は祭が終了するまで降ろしてはいけないらしい。今回は、そこまで待っていると台風の影響をモロに受けてしまうだろう。雨と強風に晒されると、幟は割けてしまい駄目になってしまうのは間違いない。この幟、一本が8万円するとのことだ。
 手分けして支柱に幟を通してできあがった。幟が建つと、一気に祭のムードが盛り上がるから不思議だ。出雲は6区あるので、それぞれの区が1本で合計6本。破れると新調するので、色に違いがある。当初は同じだったはずなのに。それから、歴史を感じさせるのは、古い幟には〇〇組、新しいは〇〇区と染め抜かれている。昔は組だったが、〇〇組では響きがよろしくないということで、「区」に変更したという。確かに組長と呼ばれると、「どこの組の者ですか」ということになるからね~

いよいよ始まり

 午後7時30分から宵宮が始まった。宿からお宮さんに向けて練り歩いて行く。区長の提灯を先導役に、続いて氏子総代の持つ竿灯が続き、神輿を呼ぶ笛、最後に屋台が続いて行く。先頭はズンズン進んでも、神輿は練っていくから後ろを見ながら停まり停まり進む。
 御祈祷の後、神社の境内で奉納の獅子舞をまわす。三日間無事に済んでくれればいいと願う。神社を終えて、宿に着くまでもまた長い。行きつ戻りつを繰り返し、なかなか前に進まない。宿に到着したのは午後10時。進行表に沿った形で動いたようだ。さあ、明日から外回りだ。

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