風は冷たいけれど、快晴の中、畑に向かった。歩きながら道の左右を見ると、知らないうちに花が咲いている。桜が、桜がと言っているけれど、咲く花は桜ばかりじゃない。
まず、「木五倍子(ぎぶし)」の花だと思われる花。この花は、いっちゃんの誕生花(4月2日)なので、本人は大喜び。
『木五倍子』について。「五倍子(ふし)」は、江戸時代に広まったお歯黒に使われたと言われている色素材料です。ギブシの木の実の汁を使うとその代用になったと言うのが木の名称の語源と言われています。この花を始めて見てびっくりしましたが、植物辞典を見ると林道などの脇には何処にでもあるようです。雌雄異株と書いてありましたが、写真でどちらかを見分けることはできませんでした。また、珍しいことにやや赤い色をした花の蕾を付ける木が隣にあり撮影しましたので次回掲載します。
花は釣鐘状の小さなものが房になって垂れています。この形が藤の花に似ていることから、別名を「キフジ(黄藤)」と言う地方もあるようです。舞妓さんがしているかんざしにも見えますね。
次は、「アケビ」。昨年の暮れ、クリスマスリースの素材として活躍した。繁殖力の強い植物らしく、至る所で見ることができる。根っこから採らないかぎり、翌年には再び芽が出てくるみいだ。撮影したこのアケビも昨年かなり刈り取った場所なのだが、元気に復活し、たくさん花をつけている。逆に、少し刈り込んだ方が成長するのかもしれないね。この辺のアケビは全て5枚葉だ。3枚葉のものがないと結実しないらしい。
どこの畑の隅もこんな感じ |
花びらと蕊の組み合わせ。白+黄、黄+黄、黄+オレンジ、白+オレンジとある。 黄+オレンジが珍しい。
0 件のコメント:
コメントを投稿