見事に垂れ下がっている |
古傳山光泉寺 |
随分前になるが、乳房の銀杏を飛騨高山の国分寺で見たことがある。こちらの銀杏は推定樹齢1200年とかで、歳をとっていたせいか、垂れ下がったこぶはもっと痩せていたように記憶している。そういうことからすると、今日の銀杏の乳房は若々しいような気がした。
光泉寺を見学した後の帰り道で、川岸に生えている見事なモミジを発見。こちらに来てこんな見事なモミジを見るのは初めてだった。車から降りて、しばし見学をした。赤が素晴らしかった。また、下を流れている川も澄み切って、気持ちの良い風景だ。
ついでに一枚岩の付近の紅葉も写した。こちらは一枚岩が大きすぎて、なかなかイメージ通りの紅葉を入れるのは難しかった。
古座川の流れ |
文豪の別荘
この一枚岩を下流に行ったところに、「街道を行く」などで有名な司馬遼太郎の別荘がある。いっちゃんが仕入れてきた情報で、帰りがけに見ることにした。司馬遼太郎さんは1996年に死去しているから、現在は誰も住んでいないとのこと。ほどなくして別荘に着いた。管理されいてる方がいるのか、外観はよく整備されている。表札を見ると、墨が薄くなり「〇田」と読める。帰ってきて調べたら、司馬遼太郎の本名は福田定一とあった。表札の〇の所は福と書いてあったらしい。でも、司馬と書いてないから知っている人でないと分からないね。家の作りはオシャレな感じで、誰も住まないのはもったいないと思った。「街道を行く」の中で、この家の前を通る街道について激賞している。よほどこのあたりが気にいったのだろう。彼は生涯に別荘は1軒だけだったというから。
0 件のコメント:
コメントを投稿