タワーの上からも見ている |
本州最南端の火祭り
本州最南端の潮岬には「望楼の芝」という10ヘクタールの広場がある。今日は、そこで恒例の芝焼きが行われた。野次馬根性丸出しで、目新しい行事には顔を出すことにしている。
メインの芝焼きは5時30分からだが、観光客のために4時30分から地元の婦人部だか串本節保存会のご婦人たちの串本節踊りの披露があったり、「しょらさん鍋」をふるまったり、餅まきをしたりと盛りだくさんの内容となっている。 「しょらさん」とは、串本の方言で「愛しい人」という意味らしい。そういえば、串本節の何番かの歌詞が「あしのショラサン 岬の沖で 波にゆられて鰹釣るアラヨイショ ヨイショ ヨイショ ヨイショ ヨイショ」 とある。「私の愛しい人は、潮岬の沖で、波(黒潮)に揺られながら鰹を釣る」ってことだ。
5時30分を過ぎて、いよいよ火祭りの始まりだ。串本古座高校の弓道部の生徒たちが、弓に火のついた矢をつがえ、一斉に引いた。弓は数十メートル先の芝生に着地し、そこから瞬く間に燃えていく。それまで寒さに震えながら見ていた観客にとっては待望の暖。一瞬にして暖かくなってきた。
それに合わせるように、花火も打ちあがった。花火は夏の風物詩かと思っていたが、冬の花火もなかなかだ。綺麗だったらいつでもいいのかも。見物客も寒さを忘れて見入っていた。
今日は、陸から海の方に吹く風のお蔭で見ている人たちも安全に、しかも煙たくもなくて絶好の見物日和になった。
9時のニュースを見ていたら、奈良県の若草山の山焼きも今日あったと放映された後、こちらの火祭りについても映像が出た。
春には新芽が芽吹いてくるそうだ。春が待ち遠しいね。
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