2012年1月21日土曜日

1/21 大般若

大般若は面白い

 大般若」というのが、出雲のお寺、「観福寺」で行われた。どういうことをするのだろうか、なにせ初めて聞くことなので、興味津々で参加した。10時30分から始まったのだが、少し出遅れてしまい、すでに始まっていた。
 寒いこともあり、伽藍は閉められていた。写真だけでもと思い、ガラス越しに撮ったのだが上手く撮れない。中に入るように勧められ、入室した。
賽銭を投げる
 沢山のお坊さんが参列して恭しく読経が流れていた。その後、それぞれのお坊さんの前に積まれた経本を一冊ずつ手に取り、パラパラとめくっていく。そのパフォーマンスも面白いのだが、ハイライトはその後。お参りに来ていた人たちが、一斉に1円玉の入った袋を手に手に、1円玉を大相撲の塩を撒く要領で、お坊さんたちに投げ始めた。その盛大なこと。
 なぜ1円玉かと言うと、その他の硬貨だと重いので、当たると痛いし危ないから、だそうな。見る間にお坊さんの周りは1円玉でいっぱいに。
1円玉がいっぱい
 後から聞いたことだが、近郷の6つのお寺の住職が経典を持って集まり、大般若経を唱え、その経典をめくることにより空気に触れてカビ除けをしているのだそうな。また、毎年お寺を順番に変えていくので、このお寺で行うのは6年後になる。今年は知らなかったから賽銭を撒けなかったから、6年後は沢山1円玉を貯めて、盛大に投げたいと思った。お坊さんに投げるのは厄払いの意味があるからね。
 口の悪い古老は、「坊主の新年会だよ」だって。間違ってはないかな。下世話な話だが、この行事のために、この地域の財政から35万円を出すと、先日の総会の資料に金額が出ていたよ。
 お金のことはさておき、なかなか面白い行事だと思った。ただ参列する人が少ないのは残念だ。どんなことをするのかということを周知すれば、もっとお参りにくる人は増えるに違いない。
 6年後に役員をしていることがあれば、もっと人を集めて、1円玉で埋め尽くしたいねえ。

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