2014年11月6日木曜日

11*6 里山を歩く

公民館主催の遠足

 今日は公民館が主催する遠足だ。今回は鬮野川(くじのかわ)から姫川を歩くコース。鬮野川には、小学校の時にフナを釣りに何度か来たことがある。その後、中学校の時にここの地区の友達がいたので何度か来たぐらいで、ざっと50年前に遡る。懐かしさと、その後どんなに変わっているのだろうという思いで参加した。橋杭まで、青少年の家のバスで送ってもらう。そこから歩き始めるだが、すぐに山道を登って行く。30mほどのこう配を登ると道は下り坂になる。もっと鬱蒼としたイメージがあったけれど、案外明るい。道も昔よりも広くなったような。まあ50年前の記憶だから怪しいものだ。途中、お寺に立ち寄る。ここの和尚さんは、このあたりの坊さんの中で一番お経の声が大きくてハッキリしていて良い。数年前に出雲のお寺で行われた大般若が行われた。大般若とは、近在の6つのお寺が順番で、毎年開く儀式だ。その時に、この和尚さんの声がひときわ大きく聞こえたのが印象に残っている。このお寺で30分ほど休憩し、お茶とお菓子をいただいた。
 ここのお寺で興味を持ったのが位牌だ。各家の位牌がズラリと並んでいる。一般的には位牌は各家の仏壇にある。ところが、ここの地区は、家と家が離れていてお経があげにくいということからか、位牌が、各家とここのお寺の両方にある。所変わればというところか。
 途中の姫川の土手で昼食となった。外で弁当を広げて食べるというのは久しぶりだ。美味しく感じるのはどうしてだろうか。
 ユックリと秋の里山を見ながら歩くというのは気持ちが良い。4㎞ほどの距離だけれど、上り下りもあり、歩いたという感じがした。家からは10㎞も離れていなくても、知らない場所はいっぱいある。ゴールに近い民家が増えてきた道路に蛇がいた。驚いて見たら車に引かれて死んでいた。でもハビだった。それよりも、後ろにいたオバアさんが大声で悲鳴を上げたほうがビックリだった。オバアさん曰く、「ヘビだけは怖い!」と。悲鳴を上げるのは、老いも若きも一緒なんだと感心した。
 









 

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