2012年7月26日木曜日

7/26 河内祭

由緒ある古座川の祭
右の島が河内(こうち)様
櫂伝馬競争
 例年7月24日、25日で、古座川の下流域で行われる祭がある。今年も昨日終わったのだが、歴史のある祭らしい。古座川の下流域(海に近いところ)には中洲がある。昔は今よりも中洲が大きく、そこには運動場や製材所、民家もあったらしい。現在は、無人で、しかも随分細くなっている。高さもそれほどないから、大水が出れば水没してしまう。
 その中洲から数キロ上流にある島(河内様という)まで、御船という色鮮やかに飾られた船が出て祭礼を行ったり、櫂伝馬の競争があったりする。
 この祭りの歴史は古く、源平の合戦で勝利した熊野水軍の末裔が往時をしのんで祭をしているとのことだ。このあたりでは、綿々と受け継がれた歴史を感じる祭だ。「櫂伝馬」や「獅子舞」など、大島の「水門祭」と共通点がたくさんあると感じた。
 河内様という島だが、サイクリングをしている時に気になっていた島だった。その島自体がご神体になった河内神社だと後で聞いて納得できた。島の周りが淵になっていて、神秘的な感じがしていたのだ。

河内祭とは、
古座川町流域の5地区(古座、古田、高池、宇津木、月の瀬)が担い手となって行われてきた伝統祭礼。
 紀州藩が編纂した「紀伊続風土記」に「日置浦より新宮迄の間に此祭に次ぐ祭なし」と書かれるほど古くから有名な祭りであった。
 河口に位置する古座の中心産業は漁業、その他の地区は主に山林業を基軸に長年コミュニティーを形成してきた。
 このように性格を異にする地域が年に一度、共に河内神社(河内様)に集い、それぞれ独自のやり方で祭礼を行うという、他にあまり例をみない形式の祭りである。
 祭りのハイライトは、江戸時代に沿岸捕鯨で栄えた古座の鯨舟に華麗な装飾を施し、軍艦に見立てた三隻の御舟(みふね)の水上渡御

 河内神社のご祭神は河口の古座神社に合祀されているのだが、この例大祭では、元々鎮座されていた約3km上流の「河内様(コオッタマ)」と呼ばれ、ご神体とされる川の中の小島まで「河内大明神」に神額を揚げた御船が遡り、そこが主祭場となる。
 そして熊野地方の獅子舞のルーツといわれる古座流の獅子舞の競演や、櫂伝馬競争など見どころが多い。
 御舟行事と古座青年会の古座獅子は文化庁の重要無形民族文化財に指定されている。

いっちゃんの作品

 昨日からの講座の続き。今日で完成ということだ。本当の完成は、釉薬を付けて、窯で焼きあげてということになるが、それは人任せだから。昨日形を作った「カフェオレボール」を厚みを均等にする削りの作業と模様を付けた。秋に行われる町内の文化祭に出品するから、それまでには色が付いた完成品が届くことになる。どんな色になるのか、色によって雰囲気は大きく違ってくるけれど。

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