7/4 初物は旨い!

さっそく頂きました


食べた後です

　昨日の貝採りはなかなか重労働だった。トコブシ(この辺りではナガレコという)の多くは海底の石の裏側にくっついている。その他には、海中の割れ目に身を潜めている。
　昨日は「すがの浜」という所で採ったのだが、ここは小さな川が流れ込んでいるので、山からの栄養が海に流れ込む関係で、貝の成長が早い。だから相対的に貝が大きくなるらしいが、今年は小さいのが多かったのはどうしてだろうか。この浜の海底には大小たくさんの石が敷いている。だいたい小さな石には小さめの貝、大きな石には大きな貝が隠れていることが多い。だから大きな石をひっくり返そうとするのだが、いくら水中とはいえ大きな力を加えないと返せない。
　背丈までの所ならそれほど息を止めなくても大丈夫だ。しかし、深場で潜ろうとすれば負担が増す。海面から狙いを定めて、なるべく力を使わず海底へ。目的の石のところに降りて、大きな石だと両足を海底に踏ん張ってひっくり返すことになる。何も付いてないときにはショックが大きい。海中で耳抜きができると深場にも平気で潜れる。昔は深く行こうとすると水圧で耳が痛くなって潜れなかった。それがダイビングをするようになって耳抜きをすると痛くならないということが理解できたことが大きい。でも帰りの空気を残しておかないと大変なことになるけれど。どの石を狙うかはバクチみたいなものだ。
　お蔭で、今日は腰ゃ肩に疲労感が残っている。これでは木曜日に行ってる米屋のアルバイトはキャンセルしないとギックリ腰になりそうだ。
　貝を採るのは疲れるけれど、やっぱり大きなヤツを見つけた時の嬉しさは何ともいえないよ。これは採ったことのある人でないと解らないだろうね。
　採った貝は昨夜のビールの肴になった。採りたてはやっぱり最高だ。しかも今年の初物だしね。忙しくなければ毎日海に行きたいところだけれど、最近は忙しいのでそうもできないのが残念だ。
　夏遊びに来れば採って食べさせてあげるよ。