2012年8月23日木曜日

8/23 再び那智へ

目から鱗


 今日と明日はダイビングを予定していたが、予約を入れてなかったので、今日はダイビングができなくなった。そこで、南紀観光に切り替えた。先日、姫を案内した那智が良かったので、Tさんに提案したら、自分もそこに行きたいと思っていたということで、即決。40キロの道のりを、ほぼ1時間で到着。前回とは反対回りで行くことにした。参道の急な石段をひたすら上る。途中で土産物屋さんが軒を並べる1件に目が留まった。那智黒を使った硯を製作している店だ。冷やかし半分で、店の主人の話を聞いていた。店の主人の「洋服を買うのに試着をするように、硯も試し磨りをして買わないと」という言葉は新鮮だった。今まで硯を買うのに試し磨りをしたことがなかった。また、那智黒は土産物用の硯だ(から実用の価値がない)と思っていた。ところが、主人が陳列してある一つの硯に水を入れて、試しに磨ってみてと、渡してくれた。これが何と!硯は昔から端渓硯と言われ、良い端渓硯の磨る感覚として「熱釜塗蠟(ねっぷとろう)」という表現を使うが、まさしくその表現に当てはまる磨り心地だ。那智黒恐るべしだ。今までの知識は何だったのかと「目から鱗」の落ちる思いがした。決めつけてはいけないのだと知った。ただ、端渓硯の高級品に匹敵する価格だったけれど。1面欲しくなった。
 硯を見ていたら、昔の装束に身を包んだ娘さんたちが通り過ぎた。なかなか風情があっていいね。でも、「暑くない?」って聞いたら、「暑いです~」だって。


ちょっと遊んでみました

 青岸渡寺から那智の滝が見える場所が何か所かある。中でもここは最高の場所だ。Tさんの記念写真を撮った。せっかくだから面白い写真をということで、よくあるパターンの構図だが、那智の滝を掌で受けてみた。
 熊野古道を少し歩いてみたり、熊野那智大社、青岸渡寺にお参りして、那智の滝を真下から拝むという盛りだくさんの一日だった。夜は、串本ロイヤルホテルの温泉に入り疲れを癒した。
 さあ、明日は久しぶりのダイビングだ。

 

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