2012年11月15日木曜日

11/15 上浦の夕日

火野正平さんのこころ旅より

 以前に紹介したことがあるが、この秋の火野正平さんの「こころ旅」は和歌山県の那智の滝をスタートして、沖縄まで行くらしい。冬になって寒くなるから、沖縄が終点というのは走りやすいだろう。そのスタートした初日、紹介された手紙の場所が、和歌山県串本町の「上浦の夕日」だった。串本は、朝日が海から見える場所が多いけれど、夕日が海に沈む場所のスポットでもある。「夕日百選」に選ばれた場所が数多くあるぐらいだ。その上浦の夕日だが、今日の仕事の帰り、ちょっと寄り道(バイクで1分ほど)をして上浦に行って見た。海上に厚く雲がかかっていたけれど、見ていたらほんの数秒、雲間から太陽が顔を見せた。すかさずシャッターを押した。ただ一眼を持っていなかったので、満足のいくカットにはならなかったけれど、良いシャッターチャンスをくれたということで本日のお題にした。
 
 
難解な地名
 
 昨日の続きになるが、古座川の流域には変わった地名が多い。普通には読めないものが、ちょっと考えただけでも5つぐらいは浮かぶ。昨日の大銀杏の光泉寺がある地名は「三尾川」。「みおがわ」だと普通だが、「みとがわ」という。そこまで行く間に「一雨」、「洞尾」、「蔵土」、「直見」などなど。はじめから読むと、「いちぶり」、「うつお」、「くろづ」、「ぬくみ」だ。いくつ読めたかな?
 姓もそうだが、本当にびっくりするような読み方をすることがあるので面白い。
 

2012年11月14日水曜日

11/14 紅葉を見に

古座川を上る

見事に垂れ下がっている
古傳山光泉寺
昨年も、この時期紅葉を見にドライブした。今年は、こちらでも寒暖の差が大きいような気がしたから、紅葉は綺麗かもしれないという期待を持って出かけた。行先は、先日知人から聞いて、古座川を上った「光泉寺」というお寺。ここには枝から出たこぶが垂れ下がり、乳房のようになった「子授け銀杏」という樹齢400年の大木があるとのことだ。行って見ると、道から見上げる位置にお寺があり、境内には見事な銀杏が聳えていた。紅葉には少し早く、まだ全体に薄黄緑だ。なるほど乳房のように見えないこともない。いっちゃんは初めて見る乳房の銀杏に大喜び。地面を見ると、あちらこちらに銀杏が落ちている。せっかくだから拾い集めて、茶わん蒸しに入れようということになった。ただ臭いのには閉口したが・・・
 随分前になるが、乳房の銀杏を飛騨高山の国分寺で見たことがある。こちらの銀杏は推定樹齢1200年とかで、歳をとっていたせいか、垂れ下がったこぶはもっと痩せていたように記憶している。そういうことからすると、今日の銀杏の乳房は若々しいような気がした。
 光泉寺を見学した後の帰り道で、川岸に生えている見事なモミジを発見。こちらに来てこんな見事なモミジを見るのは初めてだった。車から降りて、しばし見学をした。赤が素晴らしかった。また、下を流れている川も澄み切って、気持ちの良い風景だ。

 ついでに一枚岩の付近の紅葉も写した。こちらは一枚岩が大きすぎて、なかなかイメージ通りの紅葉を入れるのは難しかった。
古座川の流れ

 


文豪の別荘

 この一枚岩を下流に行ったところに、「街道を行く」などで有名な司馬遼太郎の別荘がある。いっちゃんが仕入れてきた情報で、帰りがけに見ることにした。司馬遼太郎さんは1996年に死去しているから、現在は誰も住んでいないとのこと。ほどなくして別荘に着いた。管理されいてる方がいるのか、外観はよく整備されている。表札を見ると、墨が薄くなり「〇田」と読める。帰ってきて調べたら、司馬遼太郎の本名は福田定一とあった。表札の〇の所は福と書いてあったらしい。でも、司馬と書いてないから知っている人でないと分からないね。家の作りはオシャレな感じで、誰も住まないのはもったいないと思った。「街道を行く」の中で、この家の前を通る街道について激賞している。よほどこのあたりが気にいったのだろう。彼は生涯に別荘は1軒だけだったというから。

2012年11月13日火曜日

11/13 今日は茨城県民の日 

思い出した

 今、このブログを作っていて思い出した。数年前に、大宮光陵高校の書道科後援会の行事で、研修旅行の名目で茨城県の笠間市に行った。11月13日の土曜日だったのだが、知らずに行って知った。丁度この日が茨城県民の日ということで、どこかの入場料が無料になったので覚えていた。ちなみに、昨年まで埼玉県民だったのだが、埼玉県民の日は11月14日だった。都民の日は10月1日。これは大学の時の思い出だ。母校は1.2年次は埼玉にキャンパスに通い、3.4年になると東京の本校に通う。だから、1.2年生も10月1日は休講で、11月14日は平常の講義があり、当時は納得がいかなかったことを思い出した。ここまで記して、じゃあ和歌山県は無いのか?と疑問が起こり、調べたら11月22日で、その名も「ふるさと誕生日」というんだそうな。休日にはなるのかな?まあ関係ないけれど。


なんだ、これは!?

 今日は、青少年の家での講座の日。教室に入って準備をしていたら、外に見えている海がやけにキラキラと眩しい。野次馬根性が出てきて、外に出てみた。太平洋が銀色に輝いている。あまりお目にかかったことがないので写真を撮ろうと思ったが、生憎デジカメは家だ。しかたがないので携帯のカメラで撮ったのだが、写してみるとピンクの柱が映っている。偶然かなと思い、再度撮っても同じだった。どういう現象なんだろうか。画像処理はしていないよ。見ようによっては観音様が立っているように見えない?

2012年11月12日月曜日

11/12 鮮やかな赤

夕日に映えて

 昨日の夕方は猛烈な雨だった。近くの新宮市では、午後6時の1時間当たりの降水量が50ミリに達し、途中の国道42号線では通行止めになつたり、那智勝浦町や新宮市では避難勧告が出たりした。串本はそこまでの降りではなかったが、それでも雨風ともに相当強かった。
 今日は一転して天気が回復し、朝の冷え込みも無かったから、季節が1か月ぐらい前に戻ったような暖かな朝だった。午後も柔らかな日差しが降り注ぎ、上着がなくても平気な暖かさとなった。こういう天気がしばらく続くとよいのだが、そういう訳にもいかないのかな。
 午後、例によって古座校舎の方へ行った。この時期になると山の紅葉は、この辺りでも見えてくる。ただ、歌にあるような「照~る~山モ~ミ~ジ」とか「カ~エ~デやツタ」は殆どない。山の中で目立つ赤といったら漆の仲間の「ハゼ」だ。この木は、厄介なことに、成長は早いし、生命力も旺盛らしく、切ってもすぐに復活する。だからこの地方で、真っ赤に紅葉している木は、まずハゼと思って間違いない。帰りに校舎の脇に映えているハゼの赤が見事なので今日の1枚にした。

2012年11月11日日曜日

11/11 裏打ちの練習

約40年ぶり!

 今月の23日から、新居の居間を会場にして、第1回の書道作品展を予定している。小学生の分については、前もって業者に送って仕上がっている。問題は一般の部だ。当初は、今回の作品展への出品予定がなかったので安心していたのだが。ここにきて合同での出品となったので、業者に頼んでいては間に合わない。大学時代に裏打ちをしたことがあるので、何とかなるだろうとOKしたのだが。本当にできるのか、少し不安になってきた。今日は雨でソフトボールの練習も休みだから、午後からしてみた。材料や道具を揃え、裏打ち開始。手始めに小さな作品をしてみた。糊の加減が難しいのだが、「いい加減」に水を入れて溶かした。作品に霧吹きで水を吹いて湿らせ、板に表をしたにして張り付ける。裏打ち紙の表に糊を素早くつけて、先ほどの作品の上へ。空気が入らないように慎重に。最後はハケで両方を馴染ませていく。今日は雨だから、紙が乾きにくいのが難点だった。でも、まあ見られる程度には出来上がった。後日清書したものを裏打ちするが、なんとかなるだろうと一安心した。

2012年11月10日土曜日

11/10 町展を見に

あまりの細かさに驚く

 昨日から明日まで串本町展が開かれている。町の体育館と武道場を会場としている。まずメインの体育館へ。ここは陶芸、生け花、俳画、絵手紙、和裁などなど多岐にわたっている。昨年も見に来たが、今年はアッサリしている。点数が減ったのかな。その中で目を引いたのが、このクリスマスのタペストリーだ。作者は、高校の時に同じクラスだったSさんだ。この写真では、その緻密さは表現しにくいのだが、とにかくご苦労さんと言いたくなるほどの労作だ。ちょっと見には絵なのかと勘違いしそうだが、ものすごく細かく刺してある。これ一枚にどれぐらいの時間を費やしたのだろうか・・・
 その後、武道館へ足を運ぶ。ここは絵画と写真と書が飾られている。会場の前で、大学の先輩のKさんとバッタリ会った。この会場の裏のテニスコートで練習の帰りということだ。帰りがけに書を見に行くところだったので一緒に見た。書は昨年とあまり変わってない。数人の先生がいて、その先生とお弟子さんたちが出しているようだ。度肝を抜かれるような作品に会ってみたいと思った。
 
 
開墾は続く
 

一番奥が設置予定地
 新しい家には納屋(物置)がない。耕運機や一輪車など、畑仕事の道具をしまう場所が必要だ。そこで遅ればせながら庭の隅にスチールの物置を買って設置しようと考えた。台風になると強烈な風が吹くだろうから、物置を土台に固定する必要があるだろう。埼玉に住んでいた頃は、ブロックを並べて、その上に置いただけで大丈夫だったのだが、ここでは無理だろう。そこで、土を深く掘り起こして、コーナーにコンクリートの土台を埋め込み、ボルトで留めることにした。設置予定地は地面が少し傾斜しているようだ。水平を取ながら土台をしっかりと埋め込むことが大切だろう。


2012年11月9日金曜日

11/9 個人情報

画像の取り扱い

 ブログをする上で画像は欠かせない。文字だけでは見る気も起らないだろう。「百聞は一見にしかず」とも言われるぐらい画像の威力は凄い。ただ取り扱いに注意しないと問題になることもある。今日、ある方から画像の中で個人を特定できるものがありますねと指摘された。個人的には身内以外については気を付けて、人物が映る場合にはロングショットでと思っているのだが、最近のデジカメの性能が良いので、画像を拡大すると確かに見えるものがあるので悩ましい。より一層の心配りをしなくては・・・
 そういえば、昔はクラス名簿というのがあって、クラス全員の保護者名、住所、電話番号があった。それが徐々に厳しくなり、今では緊急連絡網すら作らなくなってきているらしい。今それを作ったら大問題になることだろう。生徒の殆どが携帯電話を持っているので、緊急連絡網の必要性がなくなってきたということもあるのだろうが。やっぱり個人情報の流出を恐れてということかな。これから先、世の中はどんなに変わっていくのかね。


釣り船


遠くの方に
 家の門を出て約60歩の光景。向かいは大島だが、その間の海峡の一定のポイントには嵐でない限り、多い日もあれば少ない日もあるけれど釣り船が出ている。例にもれず今日もしっかりと出ている。海峡の中ほどは水深はかなりありそうだから、底もの狙いなのか、海底から少し高くなった礁があるのかもしれない。A-coopに行くと必ず「ムツ」が売られている。この魚は成魚になると深海に降りるから、この辺で釣っているのかも。それと「金目鯛」に似た「チカメキントキ」というのも深海性の魚だ。

チカメキントキ