やれやれ
昨日と今日で箱根駅伝があった。例年テレビで観戦するのだが、今年も気がもめるレースだった。大本命と言われた、どこから見ても死角はないと思われた駒澤大学が、昨日の5区の山登りで沈んだ。生身の人間がすることだから絶対というのはないのだけれど、それにしても「まさか!」だった。その時点で駒沢の優勝の目は無くなった。大本命の駒沢が沈めば、山でひっくり返した青山学院大の優勝は動かないだろうと思った。終わってみれば青学の横綱相撲だった。往路の貯金が大きなアドバンテージとなり、復路の選手はノビノビと走っていた。ああいう形で走れればプレッシャーに押しつぶされることもなく、楽しいだろう。
我が母校はと言えば、往路を終わって9位。しかし、主力を往路につぎ込んでいるので、復路は10位までに与えられるシード権の確保は困難だろうと思えた。案の定、7区が終わって10位に後退。しかも初日で出遅れたけれど、1万㍍28分台のランナーが多くいる山梨学院が、すぐ下まで迫ってきた。「来年は予選会からだ!」と覚悟した。
最終10区で再びドラマが起きた。予選会をギリギリで通過した中央大が、ここまで大健闘を見せて8位を走っていた。ところがアンカーがスピードに乗れず、ジリジリと後退していく。脚を故障していたということだが、区間最下位に沈み、それまでの貯金を使い果たし、結局19位。自分の予想通り、山梨学院には、この区間で逆転されたから、このアクシデントがなかったら、11位となり、予選会に回らなけれはならなかったのだから、大きい。来年も出場は約束されたわけだから。当落線上のチームを応援するのは疲れる。ということで、ヤレヤレだ。
予選会は熾烈だ。各校12名までがエントリーでき、20㎞のレースを行う。上位10人の合計タイムで、10大学が本選出場の権利をもらえる。ただ、ここに調子のピークを持ってくるために、本選までの調整が難しいと聞く。それでも山梨学院を含め、数校がシードを得たのは立派だ。特に山梨学院は、直前で大エースの外国人ランナーを故障で欠いての成績だから、順当ならば優勝争いに絡む力はあったはずだから、監督は不満かもしれないが・・・
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