2013年6月7日金曜日

6-7 目を肥やしに

ギャラリーきのくに

 
串本で唯一と思える本格的(?)なギャラリーがある。「ギャラリーきのくに」と言う。オーナーは、串本古座高校の串本キャンパスで、昨年度教頭をされていた方の母親だ。文化的な取り組みによって地元に貢献しようということから、会場費は本当に安いらしい。昨年、高校に勤務していた時に、書道の個展をしてはどうかと勧められた経緯がある。その時は、それほど乗り気ではなかったから会場費などの仔細については話さなかったが。
 今、裂き織の作家の展示会をしているということで、いっちゃんは見に行くていうのでお供した。2年前に、町のカルチャーで裂き織教室があり、いっちゃんも参加した。その時の講師の方だった。大阪の出身らしいが、串本町の山の方にIターンしているご夫婦だが、講習会などで全国を飛び回っているようだ。展示即売のようだが、はたして買う人もいるのだろうか。一点ものだから、それなりの値段がついていた。
 自分がここで個展を開くとしたら、どういう風にするだろうかと考えてみた。ただこのビルの駐車場がないので不便さはある。

県美術家協会展

 
 
   文化センターでは、和歌山県の美術家協会の展覧会が開かれている。昨年も見学した。この展覧会には、絵画、工芸、写真、彫塑、書の分野がある。美術家協会に属し、県展などでそれなりの賞を取らないとメンバーにはなれないのだと思う。今年度会員に推挙された方(新会員)の名前もあったから。門外漢だから言えるのだが、絵画は技術的にもレベルが高いのではないかと今年も感じた。それに引き替え、書は残念ながらガッカリだ。美術家という看板が泣く作品が散見された。恐らく当の本人は上手いと思っているだろうから始末が悪い。エライ先生のお手本を真似て練習し、それが全てと勘違いしているのだろう。今日は少し毒舌になってしまった。

2013年6月6日木曜日

6-6 ヒジキ代金の支払い

臨時収入

 
4月に口開けし、5月1日に出荷したヒジキの支払いが今日あった。9時30分から10時30分の間で、出雲の漁業協同組合の建物で支払われた。今年のヒジキは1kgあたり1281円ということだ。昨年もこれぐらいだったかな。定価というものはなく、全体で出荷して、業者がいくらで買ってくれるかだから水ものだ。何年か前、1kgあたり2000円を超えたこともあったようだ。
 今年の我が家は58kgの出荷量だったから、伝票の金額になつた。昨年に比べれば3倍の増収だ。来年のことを言うと鬼が笑うけれど、目標は100kgを越したい。真面目に連日通えば達成できるのだけれど・・・
 このような臨時収入というのは何だか嬉しい!!!



ヒジキ考

 
これで100g
 出荷をすると、1kgあたり1281円は高いのか安いのか。このヒジキを製品として販売した場合はどうだろうか。
 串本町内に姫という地名がある。ここのヒジキは昔から「姫ヒジキ」として有名だ。名前は売れていないが、この辺のヒジキも旨い(同じ町内だし)。姫ヒジキは、A-coopで販売されている。茎の部分ではなく、植物で言えば葉にあたる部分を「メ(芽)ヒジキ」と称して販売している。この部分は、乾燥させた時に茎からとれてしまいやすい部分で、商品価値としては下がると思う。味は同じだけれど、見かけの問題かな。それでも100g1000円程度だ。茎の部分だといくらになるのだろうか? 製品にすると、ただ出荷する時の10倍の価値になるというのは驚きだ。
 製品にするには、乾燥させたものを水に戻した後、鉄釜で煮たてて、その後再び乾燥させると完成だ。我が家でも、叔母さんに仕上げてもらったのがある。漁業協同組合に出荷せず、家で製品にして商品として売れば、10倍の儲けになるのかなあ、などと考えてみた。今はインターネットでの商売もあるから、考えるのはオモシロい。

2013年6月5日水曜日

6-5 梅雨入りに?

記録的な少雨だとか

 5月末に梅雨入り宣言をしたのだが、今週は湿っぽさもどこへやらという感じ。全国的に今年は雨が少ないらしく農作物への影響も心配される。そして、先日の「梅雨入り」宣言だが、気象庁では時期尚早であったコメントを出している。もしかしたら梅雨明けの時に、梅雨入りの日を訂正することもあるかもしれない。
 庭の芝も雨を待っているが期待薄だ。畑とは違い、こちらの方は蛇口をひねれば水が出るから、枯れていく心配はないけれど、もっとタップリと吸収させたいところだ。それでも日増しに葉が茂って全体にモッコリ感が出てきた。また、シュートを伸ばして隣の苗に近づいてきた所もある。これが繋がってくると一気に敷いてくるのかな。おもしろいのは、30cm四方をそのまま張った所は、全体は盛り上がってきたが、周りに伸びて行こうという感じは弱いようだ。そういう意味では、今回の小学校方式は正解だった。


ゴーヤの苗
 


 
一昨年は朝顔、昨年はゴーヤを緑のカーテンにした。今年も昨年の種が残っていたので実家の庭に植えたら芽が出てきた。ただ、このゴーヤは観賞用に特別に作られたものだからか花は咲くのだが、実ができなかった。ゴーヤを植える楽しみは、緑のカーテンにもなって実が採れるという点にある。
 今年も日よけだけかとガッカリしていたら、K叔母さんがゴーヤの苗ならたくさんあるよと言ってきてくれた。それではとお願いしたら持って来てくれた。実がドンドン生るよという話だった。もうかなり伸びている。元からの苗の間に植え付けたが、まだ余ったので、自宅の庭にも植えることにした。こちらは鉢植えにした。夏場、西日のあたる部屋があるので、その前に置くことにする。

2013年6月4日火曜日

6-4 いろいろ作る

ラッキョウ

 
後は漬けこむだけ
作業前
前の畑のEさんから、先日ラッキョウをいただいていた。すぐに作らなければと思いつつできないでいたのだが、天気もいいし、午前中時間が取れたので作ることにした。畑から引き抜いたままなので黒い。根と茎の部分をカットしていくのだが、結構手間だ。たくさんいただいたと思ったが、上下を切ってみると少なくなってしまった。Eさんの言うことには、切った後で洗う時に、水ではなく海に持って行って海水で洗った方がいいということだ。水で洗うと、また芽が出てくるのだとか。カットしたラッキョウをザルに入れて海で洗ってきた。ただ洗うだけではなく、外側の皮を剥いたりするので、こちらも時間がかかった。初めての経験だったが、作業をしてみると大変さがわかる。




 
 Cちゃんからいただいた梅。3kgあると言ってたけれど、実際は4kgもあった。いただいた時は青梅だったが、部屋に置いておくうちに黄色く熟してきた。熟すと甘酸っぱい梅独特の香りが漂ってくる。今日、いっちゃんが漬け込む材料(ビン、氷砂糖、ホワイトリカー)を買ってきた。全部洗って、さっそく1瓶に梅と氷砂糖を入れた。こちらは梅ジュースになる。ホワイトリカーは梅酒用だが、梅酒は前に作ったものがあるので、後の分もジュースに作っても良いかも。ジュースだと暑い時期はすぐに消費してしまうから。
 今日、青少年の家のヤマモモを見たら、実が赤く色付いている。もうすぐに熟すだろう。ホワイトリカーはヤマモモ酒にしてもいいかな。
 

2013年6月3日月曜日

6-3 梅雨はどこへ?

中休みらしいが

 今年は5月中の梅雨入りだった。確かに梅雨入りした時には、その後の週間予報でも雨続きになっていたから納得だった。しかし、週間予報通りに雨は降らず、今週は雨マークもない。気象台によると「梅雨の中休み」と言ってたが、梅雨入りの発表が早かったのではないかと思えてくる。5月末の雨続きは、梅雨の走りというヤツだったのでは。やっぱり梅雨入りは6月がシックリ来る。明日は、本来の意味の「五月晴れ」になりそうだ。


庭のバラ

 
 実家の庭にあるバラが咲いた。切りバラの枝を挿しておいたら付いたものだが、毎年よく咲く。ただ、今年は葉っぱが病気で黒くなってしまった。少し風の通りが悪いのかもしれない。春先に葉っぱが出たが、ほとんどの葉が黒くなり、全て葉を取り去ったら花芽も付かず枯れ枝状態になった。ただ、そこから復活してきて、やっと花が咲いたのだ。例年に比べると花の数は少ないが、強いバラなので、これからしばらくは次々に咲いてくれるだろう。このバラは大輪にはならず、フロリバンダ系のようだ。


蜘蛛

 
 先日蜘蛛のふ化直後を目撃していた。どんな種類の蜘蛛なのかは小さすぎて分からなかった。ふ化していた付近を今日見たら、蜘蛛の巣がたくさん張ってある。もしかしたら、この蜘蛛たちだったのか。これは「コガネグモ」という種類だ。昔、この辺の子どもたちは「かねやん」と言っていた。
 子どもの頃、強そうなのを捕まえて、友達の蜘蛛と戦わせていた。木や竹の両側に蜘蛛を載せ、真ん中の方へ追っていくと、相手に出くわす。そうすると戦い始める。負けるとみるや、糸をはいて木から下りて逃げようとするが、そうさせないように操作する。しまいには負けた方が、相手の糸でグルグル巻きにされて終了ということになるのだが、結構残酷な遊びだった。今思うと、ね。

2013年6月2日日曜日

6-2 ビックリ!

玄関脇に瓶が

 
上から見ると
 昨日、家の前でN本さんに会った。立ち話をしていると、自宅で飼っているメダカの話になった。こちらのお宅も100m足らずの距離にあるが、「ちょっと来なよ」ということでお邪魔した。先日Cちゃんの家で見たのと同じだ。ただ、こちらのお宅では、ご夫婦ともにメダカを飼育している。しかも別々に。だから容器がたくさん並んでいる。
 N本さんは若い頃からタンカー船に乗っていた方で、最初に乗った船の一等航海士をしていたのが父という縁もあって目をかけてくれる。
 話していると、庭にある気に入ったものは持って行っていいよ。これはどうだ、あれはどうだと。そして小ぶりの瓶に入ったメダカをあげるから持って行けという。急な展開だったので、置き場所を考えてから貰いにきますという返事をして別れたのだが・・・
 実家から戻ってみると、玄関の横に昨日の瓶が座っているではないか。気を利かせて運んできてくれたものらしい。なんとも実行力がある。瓶の中には、赤いのと五色というメダカが入っている。餌も付いていた。場所を得たようにドッシリと座っている。


今年は悪天候続き

 
青いシートが寂しそう
5月23日に口開けしたテングサ漁。最初の3日ほどはまずまずの天気に恵まれていた。しかし、その後ずっと海が荒れている。プロの漁師さんたちでも、最多が5日ほどだ。浜にはシートが敷かれたままだ。毎年、毎日潜る近くのIさん兄弟のものだが、姿を見かけない。悪天候の上に、今は満潮が昼ごろだからコンディションも悪くお手上げ状態だ。シートが寂しげだ。今週の木曜日で終了となる。どの人も、例年よりも水揚げが少なそうだ。ヒジキが良かったから帳尻があったということかな。

2013年6月1日土曜日

6-1 洋画を見に

黒洋画展

 
 
Cちゃんの作品
 今年で64回目となる黒洋画展を見に行った。会場は串本町の体育館だからスペースは広い。出品者は20名ほどだが、一人の出展数が多く、各自10作ほどもある。各自が、ちょっとした個展という雰囲気だった。高校の美術の先生だった方から入会してまだ日が浅いのかなという作品まで色々。その点数には圧倒された。出品者の中に、近所にお住まいの、いっちゃんの友達のCちゃんも出しているのもあり毎回行っている。出品者の中で、Cちゃんのだけは毛色が違う。今回は、謄写版を使った作品が出されていて面白いと思った。
 この展覧会は、黒潮洋画会というのが前身ということだ。その会を立ち上げたのが、行きつけの喫茶店(本当はレストラン)のマスターのお父さんと聞いている。中村貞二さんという方で、その方の絵が店内に何点も飾られている。いつもその絵を見慣れているので、知らず知らず目を養っているらしい。その絵を水準として見ていると、その絵を凌駕して釘づけになるというレベルのものに出会わない。今日も、展覧会を見終わった後で喫茶店に寄った。口直しというのではないけれど・・・やっぱり素晴らしい。

梅をいただいた

 
 そのCちゃんが家にやってきた。今朝、ご主人が親戚の山に梅を採りに行ってきたので、お裾分けということでドッサリと梅をいただいた。3kgもあるということだ。梅ジュース、梅酒、梅ジャムと色々できるけれど、何にしようか。梅酒は昨年作ったのがまだ残っているので、まずはジュースを作ってみようかな。
 梅は冷凍してから漬けると水分がよくでるらしい。