初物
アワビの仲間は色々あるが、この辺りでは、アワビとトコブシ(ナガレコ)とアナガイが採れる。アワビとトコブシは夏が旬なのだが、アナガイは冬から春先が旬となる。夏にアナガイを採って湯がいたら、身が貝殻の半分近くになってしまうほど痩せている。それが今の季節はプリプリしている。ただアナガイは全国的に流通していないようだ。見た目にはトコブシと似ているので、知らない人は見分けがつかない。食べてみて、噛みごたえがあるなぁと思うぐらいだろうか。それも思わないかも。
そのアナガイを海の師匠のEさんが届けてくれた。一人で磯に行って来たとのことだ。大潮の時期だから、干潮の時には随分引いていた。Eさんも今年初めて行ったとのことで、以前、一緒に行こうかと言ってくれていたのだが・・・3月の大潮は今回よりも更に干満の差が大きくなるので狙い目かな。届けてくれた貝は、みな大ぶりで、早速煮た。本当にプリプリとした触感で美味い。今年の初物をビールとともにいただいた。
神倉神社に上った
先日、この神社では年に一度の火祭りが行われた。今日、車の一か月点検で新宮に行った。日産の店は神倉神社からは割と近い場所にあったので、点検を待っている間に行ってみることにした。今日が建国記念日ということだからか、鳥居の前に祭壇が作られ、神事が行われていた。
この神社の御神体は山の中腹にあり、そこまでは急こう配の石段を登ることになる。途中、見上げるほどの急傾斜になり、足の悪い人は這って行くという形容がピッタリな感じだ。喘ぎ喘ぎしながら御神体の「ゴトビキ岩」に着いた。ゴトビキとはヒキガエルのことだが、その岩がヒキガエルに似ているから付いたとのこと。火祭りの時は、この辺りに「上り子」と言われる白い(生成り)着物を来て、手には松明を持った人たちで大混雑するのだそうだ。そして合図とともに急こう配の階段を駆け下る。地面を見ると、灰で黒くなった部分が至る所にあって生々しかった。下りは上りよりも怖い。目が眩みそうだ。転げ落ちて怪我をする人はいなかったのだろうかと心配になった。
アナガイなど、海でいろいろな貝がとれますね。海の幸には事欠かない感じですね。(^▽^)
返信削除祭りもいろいろありますね。実家の方でもあるのですが、参加したことないですよ。(^_^;田村