ジオ・パークに遠足
出雲の公民館の行事でバス遠足に参加した。今回は、この近くのジオ・パークに行く。ジオとは、地球とか大地を指す。パークは公園だから、「地球の公園」とか「大地の公園」という意味だ。
参加者は17名。最初に向かったのは、古座川町池野山にある「虫食い岩」。名の通り、虫が食ったような穴が無数に開いている。ガイドさんの説明によると、太古の時代、ここは海で浸食されてできたということだ。虫食い岩の頂上付近に障子が見える。かなり昔、ここで行者が修行したとかで、中の写真を見せてもらったが、思ったよりも広いのでビックリ。そこまで岩山を登っていくということをしていたと思うと驚きだ。岩山の横に行者が行き来するのに彫った階段のようなものが残されていたけれど、ものすごく急だった。途中まで登ってみたが怖い。
そこを見た後、いつもサイクリングで行っている一枚岩へ。一枚岩から、さきほどの虫食い岩を通って、浦神という海岸までは一つの岩脈になっており、石の成分は凝灰岩というものでできているとのこと。割ともろく、崩落は珍しくないとのこと。この辺りを散策したけれど、モミジの葉などが赤く色づいてきれいだった。地面のいたるところが掘り返されいたのだが、どうもイノシシの仕業らしい。夜中にミミズを探して掘ったようだ。
ここで昼食となった。河原に降りて弁当を食べた。ガイドさんから石のことについて、少し学んだので、興味を持って河原の石を観察して見るとなかなか面白い、と思えた。
最後は、子授けイチ
ョウで有名な光泉寺へ。今日はこの寺ではイベントがあり、10時から餅まきがあるとのことだったが、午後に行ったので全く関係なしだった。こちらのイチョウの葉は、まだ緑色が残っているので、あと一週間後ぐらいが見ごろだろうか。次回のサイクリングは、ここまで来てみようかな。銀杏の方は殆ど落ちてしまったらしく、樹上を眺めても実は付いてなかった。もしかしたら午前中に拾われたかもしれない。
ガイドさんに説明を受けると、いままで何となく見てきたものが新鮮に見えるのが不思議だ。